プライバシー・クライシス (文春新書)ダウンロード

プライバシー・クライシス (文春新書)

strong>本, 斎藤 貴男

プライバシー・クライシス (文春新書)ダウンロード
によって 斎藤 貴男
3.7 5つ星のうち1 人の読者
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メディア掲載レビューほか 個人情報の危機を考える 1970年代に政府は国民総背番号制度の導入を試み、国民の反発によって断念した。それから四半世紀、情報化社会の発展とともに総背番号制度に対する抵抗感も薄らいだ今、政府は今またこの計画を本格的に進めつつある。制度導入に伴う個人のプライバシー侵害などの問題を考察した1冊。 国民総背番号制度はもともと、税の不公平をなくすため、納税者番号をもとにした管理システムを作ることがねらいだった。 しかし、今これを現代に即応したかたちで機能させるために、生年月日や住所だけでなく、職歴、病歴といった個人情報を一括管理する発想が生まれている。それによって、役所の事務や事故・災害処理などの効率化が図れるからだ。 しかし、個人の立場から見れば大きな問題があることも事実だ。もし集積回路(IC)内蔵の個人識別(ID)カードによる国民管理体制が作られれば、例えば図書館で借りる本、買い物、レンタルビデオの利用などから、趣味・嗜好に関する情報までがあらわになる恐れもある。 情報管理社会と個人のプライバシーについて考えさせられる。(日経ビジネス1999/3/15号 Copyright©日経BP社.All rights reserved.) -- 日経ビジネス 内容紹介 定期券、貯金通帳から病院のカルテまで、最先端技術をもってすれば一元管理など実に容易なのだ。いま甦る国民総背番号制度の悪夢 商品の説明をすべて表示する
以下は、プライバシー・クライシス (文春新書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
少し前に書かれた本だが、住基ネットの導入、そして稼働と、当時の著者の懸念は現実のものとなっている。もちろん、著者は他にも様々な懸念を示す、というより、この国の行く末に警戒感を露わにしており、それらが全て、現実のものとなっているわけでは、まだない。しかし、今、改めてこの本を読んでみれば、著者の抱く警戒感が非常に正当なものであることが、一層わかると思う。国民の一人としてみれば、著者の予測がこの先も当たってしまっては困るし、それは著者とて同じだろうと思う。そうならないため、そうさせないための一歩として、手近な一冊であると思う。

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