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言葉が通じてこそ、友達になれる

strong>本, 茨木 のり子

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によって 茨木 のり子
3.7 5つ星のうち1 人の読者
ファイルサイズ : 22.37 MB
内容(「BOOK」データベースより)会えてうれしい!清雅な語り下ろし「師弟対談」。内容(「MARC」データベースより)韓国語を学んで30年の詩人茨木のり子と、その先生金裕鴻との対談。「先生に出会えなかったら、私は挫折していた」と心を通わせながら、韓国の文化について語り合う。巻末に金のエッセイ「忘れられない人たち」を収録。商品の説明をすべて表示する
以下は、言葉が通じてこそ、友達になれるに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
金氏は言う。「韓国では(たとえ夫婦喧嘩の最中でも)別々の布団を敷いて寝ることはほとんど無いのです。日本人は嫌いになるのに時間がかかりますが、一度嫌いになると徹底して嫌いになる。ところが韓国の人は一日に三回も四回も嫌いになったり好きになったりしてすぐ忘れる。韓国語に『復讐の心』『恨みを抱く』はあるけど『根に持つ』という簡単な言葉が無いんです。」この本はハングル講座の草分けの金氏と、その講座の長い受講者でもあり詩人の茨木のり子氏の長時間対談である。お互い言葉に関しては鋭敏な感性を持っており、お互いの文化に対して『はっ』とするところが多々あった。発見の本である。しかも、お互いの国に対しては『違いを楽しむ』という態度であり、これからの日韓の交流のあり方の見本みたいな本である。まだまだ日本人は韓国人の行動の基準を知らないし、韓国人も日本人の『察する』文化など分かっていない所は多々あるだろう。そういう理解の不足が今日の日韓問題にも影響しているはずだ。韓国人の主張は極端だという前にこの本を読む事をお勧めする。また、もし私に韓国語が出来たなら今すぐにでもこの本を翻訳してソウルの教保文庫の棚に並べたい。それだけ「力」のある対談である。

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