[図解]地図と歴史で読み解く! 鉄道のひみつオンラインブックダウンロード

[図解]地図と歴史で読み解く! 鉄道のひみつ

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[図解]地図と歴史で読み解く! 鉄道のひみつオンラインブックダウンロード
によって 日本の鉄道愛好会
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内容紹介 列島各地に延びる路線の広がりや消滅。鉄道の歴史は日本の近現代史そのもの。鉄道地図から見えてくる歴史の意外な真実とは。 内容(「BOOK」データベースより) 明治維新から対外戦争、戦後の復興、そして経済成長まで、日本の歩みは常に鉄道が支えてきた。日本人と鉄道の切っても切れぬ深い関係を地図とデータで詳しく解説。世界一の鉄道大国はこうしてできた。
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江戸幕末に本邦初の鉄道敷設が計画されてから、国鉄民営化、広がる新幹線網、2027年リニアーモーターカー計画まで、実に本邦激動の鉄道事業の経緯を、カラー地図と平易な説明文で紹介した貴重な小冊子です。試みに第1章をみると、その扉にはこうあります。「幕末期、日本にはまず、書物を通して鉄道の情報が入り、その後、海外から幕末や諸藩に鉄道模型や実物の機関車が持ち込まれた。さらに、海外で日本人が実際に鉄道に乗る事例も増えた。こうして鉄道への関心が高まるなか、諸藩や外国人による鉄道建設への計画がいくつか持ち上がった。」この章を嚆矢として、まず幕末の情勢として、そもそも鎖国体制のもと、人々の自由な移動は関所などで厳しく制御され、そんな当時の陸上交通は徒歩(かち)か馬しかなかったという。1854年、開国とともに欧米から先進技術が流入し、鉄道もそのひとつとして移入され、ペリーらが持参した蒸気機関車の構造模型をじかに見、試運転も行われ、諸藩も同様な模型を作製したもので、現存最古は佐賀藩のものという。この点、日本人が西洋文明をまず間近に見たのは鉄道を通してであった、ともいえましょう。その後、鉄道への関心が高まるなか、幕府や諸藩、外国人らが鉄道敷設計画を盛んに提出しましたが、そのまま幕藩体制は潰えてしまった…。結局これに代わって鉄道事業を推し進めたのは、明治新政府であり、当時の複雑な外交関係のさなか、着々と敷設計画をすすめ、1869(明治2)年には測量も開始される。現在の立体交差方式もこのときの副産物でしょうか。ときあたかも、敷設計画に反対する勢力も多く、通信設備の切断など妨害工作も多かったという。しかし、1872年には品川~横浜間で仮開業に漕ぎ着け、同年秋には新橋~横浜間(全長約30キロ、約53分)で正式開業。これが本邦初の鉄道開通となったものです。その際、多摩川にかかる六郷川橋梁は当初木橋だったものが、老朽化のために、1877年には鉄橋に架け替えられるなど、素早い工事を特徴としていたようです。以下p22~p46まで、レール(1435ミリ~762ミリまで4種類ある)上を東京馬車鉄道が馬に客車を引かせて走ったことや、「南下政策」にあわせて北海道開拓用に敷設計画が進んだこと、それが炭鉱輸送用として開業したこと、西南戦争に際しては財政難を補うべく本邦初の民間鉄道会社が発足したこと、五大私鉄会社などにより全土に鉄道網が広がったこと、最新技術の導入、清仏戦争の結果を見て東海道線のルートが変更されたこと、大きな標高差を越えるため信越線に導入されたアプト式(軌道間のラックに底部の歯車を噛ませてラクに登坂させる方式)の話など、興味深いトピックスがつづくわけですが、以下第5章までテーマを簡単に紹介すると、○第2章…躍進と開化のなかの鉄道網、○第3章…大正ロマンと鉄道~メトロと市電、○第4章…大戦争時代の鉄道~アジアを駆け巡った軍需物資、○第5章…国鉄からJRへの移行と高速化。さて、国鉄時代のローカル線を乗り歩いた小学生時代を懐かしく思い出しながらこの本を紐解いてみたわけですが、そんな向きには、ローカル線のある写景集(ヤマケイなどから出ている)などもおすすめであることを付言しておきます。

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