路地裏の資本主義 (角川SSC新書) pdf無料ダウンロード

路地裏の資本主義 (角川SSC新書)

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によって 平川 克美
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内容紹介 もっとも広く世界で採用された資本主義だが、今や穏健で理想的なシステムというより、格差を拡大させながら、地球規模で迷走し始めた暴力的な収奪システムに変貌しつつあると言えよう。資本主義は何処へ行こうとしているのか。それとも、資本主義に代わりうる経済システムが構想されるのか。実業家・大学教授・文筆家としての顔だけではなく、今年から喫茶店店主としての顔も持つ著者が、商店街や路地裏を歩きながら、身近な経済を通してわたしたち現代社会の問題点と将来のあり方を考察していく。コラムニスト・小田嶋隆氏も「縁の結び目が金の繋ぎ目! 路地裏経済の再生を考える快著」と絶賛! 内容(「BOOK」データベースより) もっとも広く世界で採用された資本主義だが、今や穏健で理想的なシステムというより、格差を拡大させながら、地球規模で迷走し始めた暴力的な収奪システムに変貌しつつあると言えよう。資本主義は何処へ行こうとしているのか。それとも、資本主義に代わりうる経済システムが構想されるのか。会社経営の実業家としての顔だけではなく、喫茶店店主として働き始めた著者が商店街や路地裏を歩きながら、身近な経済を通してわたしたち現代社会の問題点と将来のあり方を考察していく。 著者について 平川克美(ひらかわ・かつみ)1950年、東京都生まれ。早稲田大学卒業。リナックスカフェ代表のほか、声と語りのダウンロードサイト「ラジオデイズ」代表も務める。2011年より立教大学大学院特任教授。主な著書に『グローバリズムという病』『小商いのすすめ』ほか。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 平川/克美 1950年、東京都生まれ。実業家、著述家。早稲田大学理工学部卒業後、内田樹氏らと翻訳が主業務の株式会社アーバン・トランスレーション設立。1999年、シリコンバレーのBusiness Cafe Inc.設立に参加。現在、オープンソース技術のコンサルティング・教育が主業務の株式会社リナックスカフェ代表。声と語りのダウンロードサイト「ラジオデイズ」の代表も務める。2011年より立教大学大学院特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
以下は、路地裏の資本主義 (角川SSC新書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
平川克美さんについて、まず私が思うのは、こぢんまりとした居酒屋でいいから、一度はサシで一杯呑んでみたいなぁ、ということです。そして、いい加減酔ったところで、二軒目は、これまた年配のママさん一人でやっているようなスナックでカラオケをバンバン…といったコースはどうでしょうか?無論、私のようなどこの馬の骨とも分からない男と酒を酌み交わす、なんてことはありえないでしょう。ところで、なぜこんなすっ頓狂な思いを書くのかといえば、私は平川さんより幾分年下ですが、私たちは自分たちの数歩前を行く平川さんたちの見え隠れする背中を追ってきた、という事実が何より第一にあります。だから、平川さんの論理や議論は、世代的に「肌が合う」というか、「かみ合う」というか、ストンと腑に落ちるのです。端的に言えば、「そうそう、そうなんだよね!」ということになります。それはさておき、本書は、私の住む北海道の地元紙「北海道新聞」において、不定期連載のコラム「各自核論」や新たな書き下ろし作などをベースとして編まれたもので、書名は「各自核論」欄のタイトルを用いています。内容的には、ご本人も後書きで自評されているように「呻吟しながら紡ぎ出した平場の思想」といえるでしょう。この「平場の思想」が、私流に表現を変えると“路地裏から湧出した経済(社会)思想”なのです。よく標題だけを見て、藻谷浩介さんの「里山資本主義」との類似性を語る人がいますが、極端に単純化すれば、「里山資本主義」が「マネー資本主義(=やくざな経済)」に対する「里山革命(=かたぎの経済)」を目指すものであるならば、「路地裏の資本主義」は、最終的には「大人の(=小商い=成熟=定常)革命?」を志向するもの、と言ってよいかもしれません。当書は、『移行期的混乱』のような一本のセオリーで貫かれているわけではなく、どちらかと言えば、“路地裏からの現代資本主義の点検”と言った方がより正確だとは思います。その“定点観測の拠点”が「駅前の商店街」であったり、「猫町」であったり、「銭湯」であったりするのです。そうしたビューポイントから見えてくる現代資本主義の様相とそこから発出した思想…それが当書の魅力と言えるでしょう。私が惹かれる平川さんの言葉に、「問題は成長戦略がないことではない、成長しなくてもやっていけるための戦略がないことだ」というものがあります。平川さんも語るように、「(経済)成長の伸び代を失った」昨今、私はこの日本において「成長なき発展は可能か」ということを時々考えています。それは“自分たち世代の生き残り”というより、子や孫の世代の展望を思案してのことです(※)。※例えば、平川さんの「小商いの思想」などもその一つの打開策になるかもしれません。

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